ヲタ〜いつの間にやら読書備忘録〜:九罰の悪魔召喚術 第01巻
著者:折口 良乃
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2009-05-10
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2009年発行。著者は折口良乃。287ページ。
きっかけはたまたま見かけたから。最新は3巻。
DOAはどのくらいするものでもありません
歴史のifとして島原の乱で他国の援助を受けたキリシタン側が勝ち、舞台となっている地では現在でも宗教国家として信仰心篤い土地柄である。主人公は何故か信仰に拒否反応があり、ミサにも出ない。ある日悪魔であるアイムが窓から(w)契約もなしに入ってきてなんとなく同居しちゃう。悪魔がやってきて何も起こらないことはなく、エクソシストが主人公を狙う・・・!ちなみに作者は悪魔が好き!とまぁこんな話。
保護観察は、拡張テストを使用していますか
舞台設定は悪くないと思う。九罰がなんで信仰に拒否反応が出るのかは今後明らかにしていくだろうし、アイムの思惑や過去話もあるだろう。妹に対して過保護なことも後々語られていくことだろう。なんかもう血筋と過去の記憶に収束しそうな感じが漂っているけど。
天草の時代(300年以上前)からケータイ使うほどの現代までの変遷、信仰心に篤い妹が悪魔と同居していること、エクソシストが悪魔と会話すること、大事な妹とアイムを乗せた天秤が逆転することetc・・・。いずれも説明が皆無で進行するのは乱暴すぎる。主人公がキレるのも唐突すぎる。
私はのスポーツに使用する友人がどこにある
他にはルカが説明キャラクターと化していて色々残念。レイだって戦いながら説明はしなかったぞ。そもそもこのキャラ(有能という触れ込み)うかつすぎて卑劣さと陰湿さに長ける悪魔(今回のメイン)と戦えないだろ。一応"悪魔は衝動を抑えることができない"という理由はついてるが、アイムは火の衝動をずっと抑えてるわけで。
読んだことない人に添削してもらわないと「ここは説明しなくてもわかるだろう」あるいは「説明した気になる」ことに気づきにくい。筆力は安定せず危ういんだけど、まずそこを改善したほうがいいかと。
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